ドラマ「24 - twnety four -」では、登場人物の視点が上手に切り替わって物語全体が立体的に描き出されていきます。そんな24が僕は大好きなのです。なので、ここでは脇役 @darashi からの視点をお届けします。1/2 Real-time Tab Sync にまつわる物語の一部です。

その他の視点は @kei_s さんの エントリ@june29 さんの エントリ におまかせです。

はじまり

僕の中の物語は、先月にまで遡ります。 札幌から東京の @kei_s さんと PS3 のビデオチャットで繋ぎ、二人で同じ screen にマルチアタッチしてペアプロをしていました。そのリモートペアプロ環境はあまりにも強力で、快適でした (それだけでブログエントリを一つ書けると思われるほどです) が、人間というのは満足しない生き物です、次第に欲がでてきて「screen だけじゃなくてブラウザも同期できればいいのにね」などという話になったのでした。screen は二人で一つで、 PS3 のおかげで声も表情もすぐに届くけれど、今開いているページの URL を共有しようとすると少々面倒なのです。URL をコピーしてチャットにペースト、受け取った方もターミナルからチャットに移動して、URL クリックしてページを開く。まどろっこしい。オレらのスピードは落ちていないか?

ブラウザも同期できればいいのにね。やりましたね。できちゃいましたね。

金曜日

思えば、金曜日の夜から @kei_s さんは何やらコードを書いている気配を醸していました。「何作ってんだろうなー?」と思いつつ、自分も手元で自分の作業をしていて、横目チラッチラッと見ていました。何か面白いものができたら見せてくれるかなー、と。ブラウザ同期の話をしたこともすっかり忘れていたくらいです。

土曜日

昼頃。@june29 さんが開発コンテスト24のネタを探している風でした。僕はその時に今コンテスト中であることを知ります。あー、昨日twitterでみた「半径3メートル以内」ってこれのことだったのか、と。あちゃー完全に出遅れたなーという感じ。そこで、 @june29 さんのアイディア出しの足しになるべく、グダグダっとチャットしてみました。が、あまり上手いこと言えませんでした。ごめんなさい。時間も既にだいぶ消化してしまっていたので、一撃で斬り込むタイプのネタじゃないときついんじゃないかなーとか、なんとか。

そうこうしているうち、 @kei_s さんが何かをそこそこの部分まで作り上げていて、 @june29 さんと Skype で音声通話しながらハッカソン的にキャッキャウフフしている空気を察知しました。こういう所には突っ込んでいくに限ります。ということで

14:27:06 >darashi< まぜてそん

で参戦させてもらいました。僕が合流した時点でもう基本的な部分は殆ど出来上がっていて、公開に向けてどうすればいいだろう、というところでした。なので、最初はデプロイにあたっての相談相手をさせてもらいました。コードでの貢献ということでは、チャネル機能のサーバサイド側の実装をしたくらいです。今回はコードに反映されるような貢献は多くはできませんでした。参加してコード全体を斜め読みしましたが、それらを勢いよく弄れるようになるところまで追いつけるかなあ、と感じました。なので、まずは上手に後方支援をするよう心がけました。そんなわけで、 Chrome Extension の配置の相談相手と、調べ物のお手伝い、それから最後にポエムを少々。

作業は Skype 音声チャットをつないでコミュニケーションをとりつつ、git と Dropbox でファイルをやりとりするというスタイルでした。札幌と東京間の距離はありましたが、それが意識の上にあらわれることはありませんでした。「いつもの」道具立てに「いつもの」空気感で「いつもどおり」進められました。この空気は財産だなあと思いました。お互いの得意な分野があって、それらがちゃんと噛み合う感じもよかったですね。これまでの色々が全てこの時のために繋がっていたのだと思い込んでしまうような空気。

こういうつくられ方をしたプロダクトは、僕のまわりでは今回で 3 つめになると思います。一つ目は Sakura Pics 、それから sakura.stagram。1/2 を含め、これら 3 つは、小さな種となるコードがあって、そこに人が巻き込まれてきてチームが発生するというやり方で育ってきました。野生的で、自然で、健全だなあと思います。

Sakura Picssakura.stagram は自分が種を作るところから参加していて、他のメンバーを「こんなんできたから手伝ってー」という感じで巻き込みつつ、という流れでした。今回は @kei_s さんがすでに核になる部分を完成させていたので、そこに乗っからせてもらえました。

受賞作品が出たという tweet を見かけたので、どういう作品が受賞したんだろうなーと呑気に見にいったら、特別賞のところに 1/2 が載っていました。たまげました。今回はあまり大きな貢献はできなかったのですが、副賞の iPad2 に指紋をベタベタする権利くらいはあると思うので覚悟しておいてください!!!(あとクックパッドさんにもお邪魔してみたい)

おつかれさまでした!

クックパッドの皆様、@kei_s さん、 @june29 さん、素敵な機会を与えてくださった全ての方に感謝します!