そろそろRubyKaigi2008のネットワークについて一言言わせてください


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今年は発表者として、それから実行委員としてネットワーク係、KaigiFreaksの一員として録画やustをやっていました。発表があるということで、会期中のタスクの割当を特に軽くしてもらっていた(Ruby札幌の皆さんありがとう)ので、主にネットワークを監視しながら会場内を徘徊する感じでした。

詳しくは資料を後日公開する予定ですが、その概要と、資料には書かれていない部分を書いておきます。

(2008-07-05 11:45追記) 資料を公開しました

これだけの規模での運営は初めてで、完全に手探り状態でした。Ruby札幌の運営チームで何度も打ち合わせを行って詰めて行けたので何とかなったのだと思います。

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始まるまで(始まってからも)負荷に耐えられるかどうか不安でしたが、会場内のネットワークについては大きなトラブルなく会期を終える事ができました。参加者の皆さんのフィードバックを見る限り、つつがなく運用できていたと言えそうです。

有線ネットワーク

多目的ホールの各ブース、配信用PCや発表者、進行上重要なスタッフのいる拠点には有線でネットワークを提供しました。また、ネットワークのトポロジーはがんばらない範囲での頑健性を考慮して決定しました。敷設、撤収のコストを下げるためにあえて冗長に構成した部分もあります。

無線ネットワーク

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アクセスポイントの配分は以下の通りでした。b/gのAPは Linksys WAP54G-JP V2 を、a/nのAPは Apple Time Capsule または Apple AirMac Extreme を使用しました。多目的ホールに設置する予定だったAPは当日の負荷の様子をみて大ホールに設置しました。APは前日宿でセットアップしました。

大ホール
多目的ホール

死活監視

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古いノートPCに Linux と Hobbit をセットアップして持ち込み、ネットワークの死活監視を行っていました。また、irc botでネットワーク係のいるチャネルにnotifyされるようにしておきました。さらに、LimeChatがbotのメッセージに反応するようにしておきました。会期中にHobbitからアラートが上がったのは一回で、それはHUBに電源を供給していた電源タップ(長さギリギリ)が抜けてしまったのが原因でした。

また、PCを持ち歩いていない場合でも iPod touch は携帯するようにしていて、Hobbitのwebインタフェイスを適宜確認していました。

Hobbitは設営時の確認のコストの軽減にも役立ちました。とても良い道具だと思います。事前の準備には多少手間がかかりますが、適切に運用すればおつりが来るなという印象です。本当は無線AP経由でユーザの立場からの疎通もテストしたかったのですが、そこまでは手が回りませんでした。

設営シナリオ

設営に使える時間と人手が限られていたので、あらかじめホワイトボードを使って設営のシミュレーションを行っていました。加えて設営シナリオをチェックリストの形で書き下ろしておきました(チェックリストは実際には使用しませんでしたが、シミュレーションに問題がないことを検証するのに役立ちました 自分は実際に線を引き回す作業をしていなかったので見ていなかっただけでした。作業をする上で間違いやすい部分、勘違いしやすい部分について書いてあったので、実際に役に立っていたとのことでした。図面の補足資料として有効でした。tmaedaさん による指摘)。このため、作業開始直後から、頭をあまり使わずにひたすら作業できる状態になっていました。また、チーム内で意識合わせが出来ていたので、粗な連携で並列して作業にあたることができました。

Problem/Try

そのほか、一実行委員として

実行委員として仕事をさせていただいて、大変なこともありましたが、その分色々なものを持ち帰る事ができたなと思っています。日々の糧にしていきたいと思います。

このチームで一緒に仕事ができて良かったです!

動画をエンコードしてアップロードするまでが僕らのRubyKaigi2008です!今しばらくお待ちください!


2008/06/27 12:45追記

ブクマコメント http://b.hatena.ne.jp/HISAMATSU/20080627#bookmark-9092953 より。

[rubykaigi2008]ネットワークすばらしかった!「会場から出て行くIPが1個しかなく、ircの同時接続数の制限を受けてしまいました。」これは解決してたとおもうけど,どうやったんやろう.

これは、0th dayで発覚し、その夜のミーティングで1th dayからustから制限の緩そうなfreenodeに移住することが決定しました。2nd dayにfreenodeの管理者の方がstaff用チャネルに降臨し(移住後も上限を超えていたようです)、事情を説明したところ、制限を緩和していただけました(レオさんid:noplansko1さん 対応ありがとうございます!)。

多くのイベント会場では割り当ててもらえるIPはそう多くないはずです。そういう場合には、接続先に事前に相談しておくべきだということがわかりました。ustにちゃんと話を通しておけば問題なかったかもしれません。これまで自分たちが経験してきた規模では人数が少なかったので問題にならなかったのでした。勉強になります。

2008-07-08追記: freenode管理者の方はいきなりスタッフ用チャネルに降臨したのではなくて、ko1さんにPRIVMSGが来て、ko1さんがinviteしてくださったとのことです。色々あったのですね!まさにリレー!