Ruby Sapporo Night vol.10 にてSinatraのお話をしました


2009年4月17日に アップルストア札幌 にて行われた Ruby Sapporo Night vol. 10 で、私が最近気になっている軽量Webフレームワーク Sinatra についてのお話をさせていただきました。

今回の Ruby Sapporo Night はクロスコミュニティ企画の第二弾として LOCAL PHP部riafさんをゲストにお迎えしてお送りしました。というわけで、PHPのような「サクッと書いてサクッとアップロードするとサクッと動く」環境を Sinatra (とPassenger) を使ってRubyで実現する方法についてお話しました。

ちょっとしたツールを作りたいときに (たとえばHTTPでGitHubのnotifyを受け取ってゴニョゴニョするとか、数ページのサイトを作るとか、Railsで使うためのバックエンドAPIを提供するサーバを作るとか) Railsを出してくるのはちょっと大げさだなと思ったら、こういうフレームワークもいいんじゃないでしょうか?というのがお伝えしたいことでした。Railsを叩くような意図は全くなくて、RailsにはRailsがふさわしいフィールドがあると思っています。誤解があるといけないので書いておきます。

質疑で出た話題をいくつか補足しておきます。

Passengerは何をしているのか良くわからないプロセスが起動して気持ち悪い、というお話がありましたが、これはこちらのドキュメント Passenger architectural overview が参考になると思います。

Apache以外ではPassengerは動かないのか?という質問には、「動かないです」と答えてしまいましたが、なんと4月16日(!)にNginx版が公開されていました。こちらをご覧ください。 Phusion’s One Year Anniversary Gift: Phusion Passenger 2.2.0 (記事のタイムスタンプは日本時間では2009年4月17日2:55になってますね)。

資料は以下に置いておきます。ご覧下さい。

「続きはWebで」といいましたが、その続きはこちら Sinatra: README です。

遠方よりお越しいただいたriafさん、イベントに来てくださった皆さん、ありがとうございました。