あれから5年が経った、あるいは札幌Ruby会議2012


札幌Ruby会議2012 の会期が終わりました。

Kaigi に関わるすべてのみなさんに深く感謝します。

ありがとう。ありがとう。

Kaigi は始まり、そして終わる

今回色々とつらいことが多すぎて、始まる直前まで正直 Kaigi はもう懲り懲りだと思っていました。

それでも、参加者がぞろぞろやってくると自然と Kaigi は始まるし、みんな楽しそうにしてるし、相変わらずよいものですねえ。

そして、終わる。ちゃんと、終わる。

膝に矢を受けてしまってな

そういう空気にやられて、またやっちゃうのかもしれません。でも少し冷静になったほうがいい。

「かー実行委員つれーわー、全然発表みられなくてつれーわー」というのも情けない話なのですが、穏やかな気持ちできちんと見られた発表が殆どなくて、よくなかった。 お話してみたいと思っていた人にも自分から声をかけられなくて。 当日スタッフのみなさんともあまりお話できなかった。 余裕が、なかったです。 折角の機会だったのに。 もっと RubyKaigi を楽しめたらよかった。

「こうなってほしい」と思っていることを、自分がきちんと実践できないのはよくない。

最後の最後にまた撤収も上手にできなくて、すっかりしょぼくれて打ち上げに向かいました。

あれから5年経った

でも。そこで、ちょっと、なんか、もう、そういうことがまるっとどうでも良くなるような出来事があったのでした。

当日スタッフとして参加していた @tanaka51 が、自分が 日本Ruby会議2007 で初めて当日スタッフとして参加したときに感じたようなことを、話してくれました。

当日スタッフとして参加できて、とても良かった。でもそれまでに実行委員が準備してきたから、自分がそういう体験をできたんだと思う、というような感じのこと。 勝手に自分の言葉として聞いてしまったので違っているかもしれないけれど・・・。と、いうのも・・・

僕が、日本Ruby会議2007の翌日、思い出深い秋葉原のアイカフェで書いたエントリ We are nice. - RubyKaigi2007 に当時の自分の言葉が残されています(なんと瑞々しい!)。

RubyKaigi2007 on Rails。実行委員の皆さんはもっとずっと前から着々と準備を進めてきていて、自分はそのレールの上で動かせてもらえたのだと思っています。この日に至るまでに自分には見えていなかった沢山の大変なことがあって、それを一つずつ解決してきていたのだろうなと。だからこそ美味しいところを味わわせてもらえたのだろうなと。本当に有り難いことです。そして、もし可能ならば何かそういう部分でも力になっていければと思いました。

5年かかりましたが、ちゃんと、一周できたみたいです。よかった。

改めて読むと、こんなことも書いてある。

東京はとっても刺激的。大好きな札幌でもこんな幸せな体験ができる日が来るといいなぁ。なんて思ったりもして。

ちゃんとできてたみたい。しかも札幌で。

救われたなあと思いました。

今回自分に至らない点が多くて、色々迷惑をかけてしまいました。

たくさん助けてもらいました。

ありがとう。ありがとう。

膝に矢を受けた感はあるので、もし次があるのなら、そして許されるなら、「矢面」から一歩後ろに下がって、またやりなおすのがいいかもなあと思いました。たとえば Things を Done にする人として。

宿題のはなし

今回、発表をしました。これは実は 日本Ruby会議2011 の打ち上げでもらった宿題でした。

中華を食べながら(美味しかった!) @takai さんと @adzuki34 さんにもらった宿題。 「@darashi が発表してるのをみたい」って言ってくれたのでした。

「自分に心から話したいことができたらその時にやります、それができるように日々を過ごしたい」というようなことを答えた気がします。だいぶ酔っ払ってたけど。

その後 LT とか短めの発表をする機会は何度かあったけど、30分の枠で話したのはそれ以来はじめてのこと。 だから、今回は自分にとって特別な機会でした。

「よかった」って言ってもらえて、うれしかったです。 僕の中のヒーロ達にも声をかけてもらえてうれしかったし、心強く感じました。 やってよかった。

今回のテーマについては、まだ先があるなあと感じていて、これからも折にふれて考えていきたいです。

あ、でも「カンファレンスの運営と発表を同時にやらない」という自分ルールを破ってしまったのはやっぱりよくなかったかも。 札幌Ruby会議02 のあとから気をつけていて、でもまたやってしまって、その想いを強くしました。

「気をまわすリソース」は自分が想像する以上に少なくて、あっという間に枯渇してしまうのでした。そうなるとろくな事がない。

We coded. We shipped.

@shyouhei さんが1日目のセッション開始前に Kaigi Subscreen に Github 絵文字が出ないか試していて、 :smile: が画面に表示されてしまったのでついカッとなってパッチを書きました。 パッチはできたのだけれど、2日目のセッション開始までにはレビューしてもらってデプロイまでする時間は取れなかったので、そのままリモートブランチで寝かせていました。

そうこうしているうちに @takai さんの LT でまた絵文字が出てきたみたいでいよいよ悔しくなって懇親会に向かうタクシーのなかで @june29 とペアデプロイしました。

ちょっとだけど、会期中にちゃんと We Code. できてよかった。